基礎確認2 トランスフォーム アトリビュート

トランスフォーメーションとは、空間におけるオブジェクトの位置、方向およびスケールの値のことです
MayaのTransformノードではこれらの情報の全てを保持し、移動、スケーリング、回転ツールなどの各X、
Y、Z軸に沿ってオブジェクトを変更するのに使用します。
1.下図のTool Boxを使用してオブジェクトの移動、回転、拡大縮小を行っていきます。

Select Tool … ビューとテクスチャエディタ でオブジェクトまたはコンポーネントを選択することができます。
Lasso Tool … ビューでオブジェクトまたはコンポーネントの周りに自由な形状を描くことによってそれらを選択することができます
Paint Selection Tool…ペイントするような感覚で範囲を選択することができます。
Move Tool …選択したオブジェクト、またはコンポーネントのMoveマニピュレータを表示します。
Rotate Tool …選択したオブジェクト、またはコンポーネントに、Rotationマニピュレータを表示します。
Scale Tool …選択したオブジェクトまたはコンポーネントに、Scaleマニピュレータを表示します。
Show Manipulator Tool … 選択したノードまたはアトリビュート用にカスタマイズされたマニピュレータを表示します。
※ToolBoxにアイコンはありませんが、ショートカットキーから使用可能です

2.Manupilator

マニュピレーターとは、各種ツールを操作する際のハンドルの事です。
様々場面で使用します。

transform02

3.Select Tool

Select ToolをダブルクリックしTool Setting Windowを表示します。
Common Selection Options
Selection Style : 
Marquee 
クリックや範囲選択して選択
Drag
ドラッグして選択
CameraBasedSelection
カメラから見える範囲のみ選択

4.Move ToolのMove Setting項目の一部説明です。

Object…オブジェクト座標系でオブジェクトを移動します
World…ワールド空間座標系でオブジェクトを移動します
Local…オブジェクトをその親ノードのオブジェクトの回転に合わせて移動します
Normal…選択した頂点を法線方向に移動します
Normal average…法線の平均に沿って移動します
Along Rotation Axis…回転ツール(Rotate Tool)の軸にアラインします
Along live object axis…ライブ オブジェクトの軸に沿ってオブジェクトを移動します
Custom axis orientation…カスタム軸の x、y、および z オフセットをラジアン単位で入力します
Set to Point…選択された点に沿って軸を変更します
Set to Edge…選択されたエッジに沿って軸を変更します
Set to Face…選択された面に沿って軸を変更します
 

5.Rotate Tool

Rotate Mode
Local…オブジェクト座標空間の軸回りにオブジェクトを回転
World…ワールド空間の XYZ 軸回りにオブジェクトを回転
Gimbal…X、Y、Z のいずれかの軸回転の値だけを変更して回転
※Gimbalモードではジンバルロックが確認できます。
※Mayaでの回転は、デフォルトではオイラー角で計算されています。

6.Scale Tool

Scale Toolのオプション設定はMove Toolのオプション設定とほぼ同じです。