AfterEffectsの使い方-素材読み込み、エフェクトの適用-
今回は、AfterEffectsで映像素材の読み込みを行い、エフェクトを適用してみます。
エフェクトを適用する事により、映像の見た目を変更する事が出来ます。
動画素材は、こちらから使用致しました。
・Pond5
https://www.pond5.com/
商用でも使用しても良い映像素材を配布していますので、こちらの動画を使用します。
完成動画は下記になります。
1.映像素材の読み込み
映像素材を読み込みます。
ファイル>読み込み>ファイル
読み込みたい動画素材を選択し開きます。
読み込んだ素材はダブルクリックするとプレビューウィンドウで再生可能です。
Spaceキーを押して確認します。
読み込んだ素材を編集するために、コンポジションを作成します。
読み込んだ素材を、コンポジションの作成アイコンにドラッグアンドロップします。
ドラッグアンドロップすると、動画素材の画像サイズ、フレームレート、デュレーションのコンポジションが作成できます。
タイムラインでSpaceキーを押し再生して確認します。
2.映像のレイヤーを明るくカラー補正を行う
タイムラインに配置した映像のレイヤーをクリックし、カラー補正を行います。
上段のメニューのエフェクト>カラー補正>輝度&コントラストを適用します。
エフェクトコントールから、輝度、コントラストを調整します。
3.映像をセル調に変更する
映像をアニメのセル調の雰囲気に変更します。
映像のレイヤーを選択し、エフェクト>スタイライズ>カートゥーン をクリックします。
エフェクトコントロールウィンドウで値を設定します。
カートゥーン設定
ディティールの半径…値が高いと絵の見た目がぼけて平均化される(細かいディティールが見えなくなる)
ディティールのしきい値…値を下げるとディティールが細かく表示される
塗り
シェーディングのステップ数…値が高いと階調を広く表現
シェーディングの滑らかさ…値が高いと見た目が滑らかに表現
エッジ
しきい値…値が高いと多くの箇所がエッジとして認識される
幅…エッジの線の幅(太さ)
柔らかさ…値が高いと周囲の色の変化が柔らかくなる
不透明度…エッジの不透明度
詳細
エッジの強調…値が高いとエッジが強調される(シャープになる)
エッジの黒レベル…値を高くすると、白に近いグレーの箇所もエッジとして認識される
※負の値だと反転
エッジのコントラスト…値を高くすると、エッジとして認識されていた色が認識されなくなる(エッジ線が少なくなる)
4.映像に色をつける
今回の映像はモノクロに設定されているので、色をつけてみます。
映像のレイヤーを選択し、エフェクト>カラー補正>CCTonerを選択します。
エフェクトウィンドウで設定を編集します。
HighLight…ハイライト(明るい箇所)の範囲に差し替える色
Midtones…中間色の範囲に差し替える色
Shadows…暗い色の範囲に差し替える色
Tonesから、DuoTone(2色)、TriTone(3色)、Pentone(5色)に変更する事が出来ます。
今回は映像素材の読み込み、映像に効果を与えるエフェクトを適用しました。
次回はこちらの素材の動きがガタガタしているので、滑らかになるように設定します。