AfterEffectsの使い方-トラッキング、文字の追加-
今回は前回スタビライズを行った動画に対してトラッキングを行い、文字の追加をします。
トラッキングを行う事により、映像の指定した位置のデータを抽出し、その抽出した位置に文字を配置する事が出来ます。
完成動画は下記になります。
トラッキングを行うと、映像素材のある地点に作成した素材を配置する事が出来ます。
例えば、動く指先をトラッキングして、指の動きに合わせて素材が動いたりすることが可能です。
また、3Dカメラを作成するとAfterEffects内で立体的なパースがついた見せ方も可能です。
1.前回のスタビライズを行った映像素材をレンダリングして読み込む
前回スタビライズを行った映像素材をレンダリングして読み込みましょう。
2.コンポジションを作成し、3Dカメラトラッカーを適用する
読み込んだ素材でコンポジションを作成し、エフェクト>遠近>3Dカメラトラッカーをクリックします。
3Dカメラトラッカーを適用すると、自動的に映像素材のある地点をマーキングしてくれます。
タイムラインをスクラブすると、マーカーの位置が映像素材の位置にくっついて動いているのが確認できます。
3.3Dカメラトラッカーのマーカを指定する
今回は道路に印字されている付近のマーカを左クリックして選択し、右クリック>テキストとカメラを作成をクリックします。
作成した文字は、既に配置されているので、タイムラインをスクラブして連動して動くか動画確認してみましょう。
今回文字は、好きな文字を入力しましょう。
4.文字を立体的に変更する
作成した文字レイヤーの横にある矢印をクリックし、形状オプション>ベベルのスタイルを凸型、押し出す深さをお好みに設定しましょう。(立体的な文字として押し出しされます。)
5.文字にライトを当てる
立体的な文字にライトを設定します。
メニューのレイヤー>新規>ライトをクリックします。
ライトの種類は平行にします。
平行にすると、太陽光のようなライトを設定することが出来ます。
作成したライトレイヤーの横の矢印をクリックし、トランスフォームから、位置を変更してライトの当たる向きを設定します。
※ライトの矢印先端の方向に光が当たります。
※プロパティの値を大きく変更する場合は、値の上でshiftキー + 左ドラッグして変更可能です。
ライトオプションから、強度でライトの強さを変更できます。
再生して確認してみましょう。
6.微調整を行う
テキストの横の矢印をクリックし、トランスフォームから回転すると地面に沿って平行に回転が行えます。
※3次元の値に変更されているので、Y回転で地面に平行に回転出来ます。
ライトの方向や強度など変更して好きな見た目に変更しましょう。