まずいラーメンはまずい ~その2~

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この業界を目指すのであればどんな卒業式よりもよっぽど価値があると僕は思います。一監督、一ディレクターに、自分の作った作品の感想を言ってもらえる機会なんて、僕が学生の頃はありませんでした。(うらやましい!)
僕が言うことではないですが、あえて言わせてもらいます!一人のために、これだけの人が来てくれるなんて絶対無いです!
さて、卒業式が終わると紀里谷さんと学生の質疑応答会になりました。
ワークショップの片鱗も行なってくれました。
(構図の切り方など)
一監督として色んな矢面にたち、学びの環境と社会との違いを教えてくれました。そして、そんな社会との向き合い方とその中で、作り手の作品に対する想いのあり方もおっしゃってました。様々な作品を手がけてきたゆえに、痛いほど世間の言葉を知ってました。その際はちょっとした秘話もでましたが(凄いカミングアウト!って思っちゃいました。笑)
さて、話しは変わり表題のラーメン。ずばりこれは比喩。
まずいラーメンなんてよっぽどのことがない限り味わえないですが、仮にそんなラーメンに出くわそうものなら大体の人が「まずい」と思うでしょう。
皆が共通で感じる感性、これをを大事にといっていました。
3DCGの品質なんてまさにそれ。一目瞭然だ。皆が「変」て思うものはやっぱり変なのです。この思いは僕らと学生の間に大差はないはずです。アルケミーでは、当たり前の事を指摘/チェックしているのみ。その当たり前を鍛える場でもある。当たり前の形状、当たり前の質感、当たり前の動き、当たり前の照明と影(陰)、そしてコンポジットなどなど。それがなぜ自分の作品になると、うまいまずいが分からなくなるのか。人の作品を評価するように、自分の作品に対しても評価出来るようになって初めて、業界への第一歩といえるのではないでしょうか。
阿部

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