「コリコリポイント」

よく行くマッサージ屋さんがある。そこは中国式だ。
ツボに入ると相当気持ちがいい。特に足裏の70分。
しかし、物申したい。足裏にせよ、肩にせよここの店員
コリコリするポイント(以下、コリコリポイント)を
見つけるとそこを重点的に攻めてくる。
このコリコリポイント、何かは分からない。
筋肉なのか、軟骨的部位なのかは分からない。
おそらく何らかのスジだと思われる。
そのスジばったコリコリポインを親指(多分、親指)で
右へ左へグリグリ散らそうとしてくる。分かるかな。
いっつも思う事がある。「スジ、切れちゃうって」
痛いどころの騒ぎではない。慢性的持病になりそうな勢いだ。
やらなくていいと言ってもお構いなし。
力を加減して攻めてくる。コリコリを除去せんと言わん
ばかり。相当気になるのか、もはや僕の意思は皆無。
最後まで気にかけてくれ、店員の意思(意地)をヒシヒシ感じる。
果たしてこのコリコリ、ほんとに除去できる物体なのだろうか。
専門家のみぞ知る、コリコリポイントなり。
店員と 肩こりめぐる せめぎあい
阿部

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